イコライザー (Equalizers)
複雑な車両ルーティングシナリオでは、総コストの最小化のみに焦点を当てた最適化が、バランスの取れていないルートを生成することが一般的です。ある車両に18件の配送が割り当てられる一方で別の車両には4件しか割り当てられない、あるいはあるドライバーは早朝から夜遅くまで稼働する一方で別のドライバーは昼前に終業する、といった状況です。いずれの計画も安価ですが、その背後にあるシフトパターンは営業所の管理者がドライバーにそのまま提示できるものではなく、ドライバーの公平性、残業代、および一貫性のない車両使用率の問題につながります。
SWAT はこれに対応する2つの独立したイコライザーを提供しています。両者は均等化する対象が異なり、設定する場所も異なります。
| パスイコライザー | 稼働時間イコライザー | |
|---|---|---|
| 均等化の対象 | 車両ごとの 停留所数 | フリート全体の 時間枠(メイクスパン) |
| 測定方法 | 各車両の平均停留所数からの乖離の二乗 | 最も遅いルート終了時刻 − 最も早いルート開始時刻 |
| 設定場所 | calculation_parameters | model_parameters |
| フィールド | use_path_equalizer、path_equalizer_weight | working_hours_equalizer |
課題が 各ドライバーの配送件数 にある場合は パスイコライザー を、シフト時刻 にある場合は 稼働時間イコライザー をご利用ください。両者は独立しており、併用も可能です。
停留所数は稼働時間ではありません
どちらのイコライザーも他方の代替にはなりません。停留所間の距離に大きな差がある場合、停留所数を均等に分割してもシフト長は不均等になり得ます。また、共通の狭いシフト枠を実現しても、配送件数の大きな偏りが隠れている場合があります。